エアコンの下に黒い粉(黒いカス)が落ちていたら、汚れが溜っているのか害虫がいるのか、故障の前触れなのかなど心配になりますよね。
エアコンからポロポロと黒い粉が落ちてきた場合、内部がかなり汚れている可能性があり、放置すると健康に悪影響を与えるのですぐに掃除する必要があります。
ここでは、エアコンの黒い粉の正体や悪影響、自分でできる対処法、予防法などをご紹介します。
エアコンから出る黒い粉はカビやホコリ汚れだけではなく、ゴキブリのフンの可能性もあるので、要注意してくださいね。
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エアコンから出てくる黒い粉の正体
エアコンから落ちてくる黒い粉の正体は何なのでしょうか。黒い粉が落ちてくる主な原因を2つ見ていきましょう。
エアコンに付着したカビやホコリ
エアコンを使用していると、エアコン内部にホコリが付着し、ホコリを放置すると湿気によりカビが発生してしまいます。
掃除しないとどんどん繁殖していくので、エアコンを運転中に繁殖したカビの塊が風に乗って送風口から落ちてくるんです。
これが黒い粉の正体。放置すると、カビの胞子が部屋中に舞ってしまい、ほかの場所でカビが生えやすくなってしまうので早急にエアコンを掃除する必要があります。
黒いカス・黒い粒ならゴキブリがいるかも?
黒い粉であればカビの可能性が高いのですが、黒い粒のようなカスが落ちてくるようであればゴキブリのフンかもしれません。
エアコン内部は、暗くて湿気が多いので、ゴキブリが巣を作るのに好環境なんですね。
エアコンの掃除をしたらゴキブリの死骸が出てくることがあるので、苦手な方はエアコンクリーニングを依頼するようにしましょう。
エアコンからポロポロ落ちる黒い粉は放置しない!
エアコンから落ちてくる黒い粉の正体は、ごく稀にゴキブリのフンであることもありますが、ホコリや黒カビが主な原因でした。
この黒い粉の正体である黒カビを放置するとどうなるか見ていきましょう。
放置するとアレルギーなどの原因になる
エアコンから落ちてきた黒い粉、黒カビを放置すると、部屋中にカビの胞子が充満してしまいます。
黒カビの胞子を吸い込み続けると、アレルギー性の皮膚炎やぜんそくの原因になり、ひどい場合は肺炎になるなど健康に悪影響を与えてしまうんです。
エアコンから黒い粉が出てきているということは、すでにエアコン内部にはびっしりとカビが生えている可能性があります。
ゴキブリが大繁殖するかも
また、ゴキブリの可能性である場合、エアコン内部にゴキブリが卵を産んでしまうことも。
1つの卵から数十個のゴキブリが生まれてしまうので、大繁殖すれば大変なことになってしまいますよね。
エアコンが故障する可能性
エアコン内部のホコリや黒カビなどの汚れを放置すると、フィルターが詰まっているので効率良く運転することができません。
冷暖房の効きが悪くなってしまうだけでなく、いずれはエアコンが故障してしまうことでしょう。
ですので、エアコンから黒い粉が出てきたら、相当な汚れが内部に溜っている可能性が高いということ。すぐにエアコンを掃除して快適に使いましょう!
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エアコンの下に黒い粉を見つけたら掃除するポイントは3か所
エアコンから黒い粉が出てきた場合、掃除したいポイントは3か所あります。
送風口・ルーバー
エアコンの風が出てくる部分に、黒い粉や茶色い液体などが付いて汚れていないか見てみましょう。
茶色の液体や黒い液体は、エアコン内部の黒カビが混ざっている結露水です。
エアコンの真下で過ごしているときに、このカビが混ざった結露水が垂れてくることもあります。
フィルター
エアコン本体のカバーを開けると、フィルターが出てくるはずです。
このフィルターは、室内のホコリをキャッチする部分。掃除を怠っていると、ホコリやカビがびっしり詰まっているはずです。
エアコン内部のファン
エアコンのフィルターにホコリがびっしりと溜まっていたら、内部のファンにもホコリやカビが付着している可能性が高いです。
ファンの掃除は水洗いが必要になるため、素人がやってしまうと掛けてはいけない場所に水がかかるなどして故障してしまうかもしれません。
エアコン内部のファンの掃除は、エアコンクリーニングなどプロにやってもらうのが1番です。
エアコンの黒い粉を掃除する方法
エアコンから黒い粉が出てきたときに、自分でできる掃除方法をご紹介します。自分でできない箇所の掃除は、エアコンクリーニングに依頼しましょう。
自分でできる範囲はルーバーやフィルターのみ
エアコンの黒い粉を掃除するのに自分で掃除できる範囲は、送風口のルーバーや、本体カバーを開けたときに見えるフィルターです。
ルーバーやフィルターは取り外すことができるので、取扱説明書を確認して外し、フィルターは掃除機をかけてから、ルーバーとともに水洗いしましょう。
細かいところは歯ブラシを使ってこすり落とします。フィルターの汚れは、薄めた中性洗剤をかけて落とすと効果的です。
取り付ける際は、水分が残っているとカビの原因になるので、しっかり乾燥させてから取り付けましょう。
アルコールが使える場合、カビなどの菌を除菌することができるので、スプレーして清潔なペーパーでエアコン本体全体を拭き取って仕上げるのがおすすめです。
エアコン内部は専門業者に依頼しよう
エアコンのフィルターを外すと、フィンと呼ばれる部分や、送風口から除くと見える筒状の送風ファンが見えます。
目視してホコリが付いていたりカビで黒く汚れているようであれば、早急にクリーニングする必要があります。
この部分は、自分で掃除するのがむずかしく、市販の洗剤を使って掃除しても、余計にカビが繁殖してしまうこともあるのでプロのエアコンクリーニングに依頼するのがおすすめです。
賃貸の場合はまず管理会社に相談を!
賃貸物件に住んでいて、エアコンが元から取り付けられていた場合、エアコンクリーニング費用を管理会社側に負担してもらえる可能性があります。
賃貸借契約書に、入居中の修繕についてエアコンクリーニングについて記載がないか確認しましょう。
分からないときは管理会社に直接確認し、勝手にエアコンクリーニングしないようにしましょう。
おすすめしたいエアコン掃除業者
当サイトでは、おすすめのエアコンクリーニング業者を8社ご紹介しています。
- おそうじ本舗
- おそうじ革命
- ダスキン
- ベアーズ
- カジタク
- ハートクリーニング
- くらしのマーケット
- ユアマイスター
こちらの「エアコンクリーニング業者おすすめランキング!」で、料金相場や優良業者を選ぶためのポイント、エアコンクリーニング業者の特徴や口コミをくわしく解説しているのでぜひご参考くださいね!
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エアコンの黒い粉を予防する方法
エアコンの黒い粉、黒カビやホコリを予防する方法をご紹介します。こまめな掃除とカビが発生しない環境づくりがポイントです。
部屋の温度と湿度を適切に保つ
エアコンがある部屋は特に、部屋の温度と湿度に注意しましょう。カビが発生しやすいといわれるのは、温度20~35℃、湿度80%以上です。
部屋の湿度が高いときは、換気して湿気を逃したり、加湿器を使用するときはエアコンの真下に置かないようにしましょう。
冷房や除湿運転の後は乾燥させる
冷房や除湿運転をしたあとのエアコン内部は、結露によって湿気が多くなっています。
冷房運転などを行ってそのまま運転を停止すると、ホコリや湿気によってカビが発生しやすくなってしまうんです。
冷房や除湿運転のあとは、送風運転を1時間ほど行って、内部をしっかりと乾燥させることが大切です。
フィルターはこまめに掃除する
ホコリはカビの発生や繁殖に大きく関わるので、こまめなフィルター掃除はとても大切です。おすすめの掃除頻度は、1~2週間に1度。
お部屋の状況やエアコンの使用状況によっても異なるので、週に1度フィルターを見てみて、汚れがないようであれば2週間に1度の頻度で掃除しましょう。
ホコリの掃除は掃除機をかけるだけでも十分ですが、フィルター自体が黒ずんでいるときは、取り外して水洗いし、汚れが落ちにくいときは中性洗剤を薄めて汚れを落としてくださいね。
定期的にプロにエアコンクリーニングを依頼する
1~2年に1度、プロによるエアコンクリーニングで、エアコン内部まできれいにしてもらうのがおすすめです。
どうしても自分で掃除するだけでは、奥のカビまで落とすことは不可能。
プロのエアコンクリーニングなら、高圧洗浄でフィンの奥のカビ汚れまでしっかり落としてくれますし、エアコンを完全分解して洗浄してくれる業者もいるので、新品同様にきれいになります。
定期的にプロに汚れを落としてもらうと、後のセルフメンテナンスも楽になりますよ!
まとめ
エアコンから出てくる黒い粉の正体は、ホコリやカビである可能性大。
稀にゴキブリのフンである場合もありますが、どちらにせよ健康に悪影響なので早急に掃除するようにしましょう。
自分で掃除できる箇所は、エアコン本体の外側やルーバー、フィルターのみです。日頃から、エアコンにカビが生えないよう温度や湿度を管理したり、フィルター掃除を行うようにしましょう。
エアコン内部のカビまでは自分で落とすことができないので、1~2年に1度の頻度でプロのエアコンクリーニングできれいにしてもらいましょう。
ぜひ、おすすめのエアコンクリーニング業者を参考に優良業者を選んでくださいね!