個人事業主や小規模な飲食店・小売店などのレジ会計業務にPOSレジを導入したいけど、「どれを選べばいいかわからない」「個人店にPOSレジは不要？」など気になる方も多いのではないでしょうか。
従来レジは会計業務が主な機能でしたが、最近は多機能なPOSレジが次々と登場しています。POSレジひとつで、売上管理はもちろん、在庫や顧客管理なども一括で行えるため、幅広い業務の効率化を図ることができます。
ここでは、個人店のPOSレジの必要性をはじめ、主な機能や特徴、個人店におすすめのPOSレジを紹介します。
また、現在は補助金や助成金などもあるため、POSレジ導入の際は活用してお得にPOSレジを使い始めてくださいね。
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個人店にこそPOSレジを！
POSレジとは、通常の会計業務だけでなく、販売情報などを管理できるレジのことをいいます。補助金が助成されることもあって、近年ではPOSレジに注目が集まっているんですよ！
POSレジと従来レジの違いをご紹介します。
- POSレジ…売上情報をリアルタイムに把握でき、管理できる機能を搭載したレジ
- 従来レジ…商品やサービスを販売した際に金額を計算するレジ
POSレジは、会計だけでなく、販売データの管理や顧客情報、在庫管理、スタッフの管理、キャッシュレス決済などの機能を活用することで、業務の効率化が図れ、顧客満足度の向上にもつなげることができます。
個人店におすすめなPOSレジの機能
個人店のレジシステムに求められる基本的な機能についてまとめてみました。
| POS管理 | 売上管理、在庫管理、顧客管理など、基本的な機能が必要不可欠です。これらの機能があれば店舗運営がスムーズになります。 |
| 現金管理 | 本日の売上金の確認や、釣銭の管理など現金の出入りを正確に管理できるサポート機能が必要です。 また、何がどれくらい売れたかを把握するのも簡単で、メニュー開発や価格の見直しにも応用が可能です。 |
| 決済処理 | 最近はキャッシュレス化が急速に進んでいるため、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など、さまざまな決済方法に対応できる機能が必要です。 |
| オーダー管理 | 飲食店やサービス業などの場合、テーブルでのオーダーや受発注の管理機能があることで、業務の効率化が期待できます。 |
個人店にはタブレット型POSレジがおすすめ！
個人店では、iPadなどタブレット型POSレジがおすすめです。
これまでの据え置きタイプのレジと比べて導入費用も抑えることができ、直感的な操作が可能なのですぐに取り入れることができます。
POSレジは、売上や在庫を管理できる機能が充実しているため、業務の効率化に大きく貢献します。コンパクトなので場所を取らないのもうれしいポイント。店内の景観を崩すことなく使えるのも魅力です。
また、最近のタブレット型POSレジはキャッシュレス決済対応なので。さまざまな支払い方法にも対応できます。タブレット型POSレジは、個人店の経営者にとって店舗運営を支える心強いツールとなることでしょう。
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個人店にタブレット型POSレジの特徴
タブレット型POSレジは、個人店にとって大きなメリットがあることが分かりました。ここからは、さらに細かくタブレット型POSレジの特徴をご紹介していきます。
導入費用を抑えられる
タブレット型POSレジは、従来レジと比較して導入費用を大幅に抑えることが可能。
タブレット型POSレジは、iPadやスマートフォンを利用できるため、初期費用を抑えることができるんです。
POSレジサービスは、ほとんどが有料プランを用意しているので、必要な機能だけを追加していけば、個人店でも最新のPOSレジシステムを導入することができますよ。
コンパクトに設置可能
個人店では、スペースが限られていることが多いため、コンパクトなタブレット型POSレジはカウンターの限られたスペースを使って設置することができます。
また、必要に応じて持ち運びできるため、店舗内の異なる場所で使用できたり、イベントなどの屋外販売の際にも持ち込むことができて大変便利です。
操作が簡単
タブレット型POSレジは、タッチ操作で直感的な操作が可能となっています。
ほとんどの人がこれまで使ったことがあるスマートフォンやタブレットと同じなので、特別な教育を受けなくても操作を覚えることができます。
また、複雑なセットアップ作業が不要なところもうれしいポイント。アプリをインストールするだけで、すぐにPOSレジサービスを使うことができます。
売上や在庫管理ができる
タブレット型POSレジは、従来レジのように会計を行うだけでなく、店舗を管理するツールとして機能します。
リアルタイムで売上を集計して売上レポートを自動で作成したり、在庫数を更新したり発注管理などの機能を搭載しています。
POSレジを導入すれば、リアルタイムで店舗の状況を把握でき、正確なデータに基づいた分析を行うことができます。
キャッシュレス決済対応
最近はキャッシュレス化が進んでいるため、顧客のニーズに応えるためにもキャッシュレス決済への対応は必要です。
タブレット型POSレジのほとんどは、クレジットカード決済、電子マネー、QRコード決済など多様な決済方法に対応しているので安心です。
さまざまな決済方法を用意しておくことで、顧客の支払い方法についての選択肢が広がるため販売機会を逃しません。
また、決済データを自動集計してくれるので、売上管理を効率化させることも可能です。
個人店向けPOSレジサービスおすすめ7選！
ここからは、数あるサービスの中から個人店におすすめのPOSレジサービスを7社ご紹介します。
スマレジ
スマレジは、クラウド型のPOSレジサービスを提供する業者です。データをクラウドで管理するため、どこからでもリアルタイムに売上や在庫管理ができます。
直感的な操作画面で、初心者でもすぐに使える設計となっているので、操作が簡単なのも魅力です。
初期費用が抑えられ、月額利用料も比較的安価。業種や事業の規模に合わせたプランを提供しています。
レジ機能に加えて、売上分析、顧客管理、在庫管理、オーダー管理など多彩な機能を提供。スマートフォンやタブレットを利用し、モバイルPOSレジとしても使用が可能となっています。
| 初期費用 | 月額利用料 | 対応端末・OS | 決済システム連携 | サポート |
| 無料 | 0円～ プレミアム：5,500円 プラミアム＋：8,800円 フードビジネス：12,100円 リテールビジネス：15,400円 | iPad | マルチ決済端末のPAYGATEで、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済が利用可能 | メール・チャット・電話 |
アカウント作成から30日間は、すべての機能と導入サポートを無料で利用できます。
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Airレジ（エアレジ）
Airレジは、シンプル操作で誰でも簡単に扱えるPOSレジサービスです。
0円からはじめることができ、iPadやiPhoneがあればすぐに導入できます。基本的な機能が無料で使えるのはうれしいポイントですよね。
Airレジは、売上管理、顧客管理、在庫管理など豊富な機能を提供。データはクラウド上で管理され、複数の端末からアクセスが可能となっています。
| 初期費用 | 月額利用料 | 対応端末・OS | 決済システム連携 | サポート |
| 無料 | 無料 | iPad | AirPAY クレジットカード・電子マネー・QRコード決済 | メール・チャット |
POS＋（ポスタス）
POS＋は、複数の店舗を一元管理できる機能が付いているので、多店舗を運営している方におすすめ。
多店舗運営に欠かせない売上分析では、詳細なレポートやグラフで、売上や業績を可視化することができます。
操作画面はシンプルなデザインで見やすいので、詳細なレポートでも分かりやすいのが特徴です。
オンラインショップとPOSレジシステムを連携することもできますよ。
| 初期費用 | 月額利用料 | 対応端末・OS | 決済システム連携 | サポート |
| 要問い合わせ | 14,000円～ | iPad | クレジットカード・電子マネー・QRコード決済 | メールサポート、電話サポート（有料プラン） |
Square（スクエア） POS
Square POSは、基本利用料が無料で、手数料が発生する形で運用が可能となっているPOSレジサービスです。
ハードウェア一体型のPOSレジなので、専用のカードリーダーなどSquareのハードウェアとの連携がスムーズ。
売上分析や請求書作成など多様な機能が備わっているのが特徴です。
クレジットカード決済やApple Payなど、複数の支払い機能に対応しているので、顧客の購入の機会を逃しません。
| 初期費用 | 月額利用料 | 対応端末・OS | 決済システム連携 | サポート |
| 無料（ハードウェア別途） | 0円 | iPad・iPhone・Android | Square決済（クレジットカード・電子マネー・QRコード決済） | チャット・電話 |
CASHIER（キャッシャー）
CASHIERは、シンプル操作で非常に使いやすいインターフェースとなっています。
売上や在庫の情報をリアルタイムで更新してくれるので、細かく売上分析を行うことが可能です。月額利用料2,200円～などリーズナブルな料金で導入することができます。
スマートフォン（Android）にも対応しているなど、モバイル端末を活用してPOSレジとして使用できるのも特徴です。
| 初期費用 | 月額利用料 | 対応端末・OS | 決済システム連携 | サポート |
| 初期費用＋ハードウェア 70,000円～ | 2,200～11,400円 | Android・タブレット | クレジットカード・電子マネー・QRコード決済 | メール・電話 |
また、2025年1月31日までの申し込みで、月額利用料が3か月無料になるキャンペーンを実施しています。初期投資を大幅に削減できるチャンスですよ！
STORESレジ
STORESレジは、簡単なセットアップですぐに使い始められる簡便さが魅力です。
0円からはじめられる無料プランや有料プランも用意されているほか、お持ちのスマートフォンやタブレットでの利用が可能なので、低コストで利用が可能となっています。
クラウド連携で、データのバックアップやアクセスが簡単にできるのもうれしいポイント。
| 初期費用 | 月額利用料 | 対応端末・OS | 決済システム連携 | サポート |
| 無料 | フリープラン：0円 ベーシックプラン：4,950円 | iPad | STORES決済 （クレジットカード・電子マネー・QRコード決済） ※その他のサービスも利用可能 | メール・電話 |
ユビレジ
ユビレジは、インターネット接続がなくても使用が可能なオフライン機能となっています。
POSレジサービスは、システム障害が起こることがあり、その際はPOSレジが使えなくなってしまい大変不便なのですが、ユビレジならそうした心配も不要です。
売上管理、在庫管理、顧客管理など、店舗運営に必要な機能を網羅しているのも魅力。
初期費用も無料。0円からはじめられるプランもあるなど低コストで導入することができます。多様な端末や外部機器との連携ができるので、柔軟な運用が可能です。
| 初期費用 | 月額利用料 | 対応端末・OS | 決済システム連携 | サポート |
| 0円 ※周辺機器のリースなど有り | お試しプラン1か月：0円 プレミアムプラン：6,900円～ | iOS、Android（スマートフォン・タブレット） | 楽天やSquare | メール・電話 |
個人店のPOSレジ導入は補助金や助成金を活用しよう！
POSレジを導入するにあたって費用面で心配な方は、補助金や助成金を利用しましょう。POSレジなどITツールを導入する際に必要な費用の一部が補助されます。
業種によっても異なりますが、最大で75～80％の補助率となっているのでぜひ利用しましょう。
POSレジサービス業者では、補助金や助成金の申請サポートも行ってくれますし、その他の周辺機器の購入費用も対象となるので、補助金を利用する際はサービス業者へ相談してみることをおすすめします。
補助金や助成金は以下のようなものがあります。
まとめ
POSレジを導入することで、業務の効率化や顧客満足度の向上が期待できます。
個人店の場合、スペースに限りがあるほか、あまり大きなレジだと店内の景観が損なわれてしまうので、タブレット型のPOSレジがおすすめです。
個人店におすすめのPOSレジサービスを7社ご紹介しましたが、ほとんどが初期費用を抑えて導入することができるので手軽にはじめることができます。
無料でも基本的な機能は揃っていますし、有料プランだとさらに細かく売上分析ができるなど、多彩な機能により店舗運営がスムーズになりますよ。
また、補助金や助成金を申請し利用することで、さらに初期費用を抑えてPOSレジを導入することができます。
自治体によって異なるので、ご紹介した補助金や助成金を申請できるかぜひ調べてお得にPOSレジをはじめましょう！