壊れたパソコンの処分

リフォーム

壊れたパソコンの捨て方は?おすすめ処分方法や注意点を徹底解説!

パソコンを買い替える際に、いらなくなった・壊れたままの古いパソコンの正しい捨て方・処分方法をご存じですか?

我が家にも使わなくなった古いノートパソコンがあり、不燃ゴミで捨てようと思ったのですが、HDDに保存された個人情報の流出が心配で捨てられず物置に眠ったまま…。

パソコンの捨て方・処分方法をリサーチしてみると、パソコンは家庭ゴミや粗大ゴミとして出せないことがわかったんです!

そこで今回は、壊れたパソコンの捨て方の注意点や安全な処分方法、またパソコンを捨てる前に事前にやっておくべきことをまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。

壊れたパソコンの捨て方おすすめ8選!

パソコンを安全に捨てるには、法令違反や個人情報の流出を防がなければなりません。

適切なリサイクルを行っているサービスの利用や、データを安全に消去して安全に捨てましょう。

ここからは、パソコンの捨て方・処分方法のおすすめ8つご紹介します!

自治体設置の回収リサイクルボックスに出す

パソコンはもちろん、携帯電話やゲーム機などの小型家電は自治体の回収リサイクルボックスに持ち込んで処分しましょう。料金は原則無料となっています。

自治体によって持ち込みできるものが異なるので事前に確認しておいてくださいね。

データ消去は行っておらず自己責任となるので、適切に消去してから持ち込みましょう。

参照:小型家電リサイクル回収事業を実施しています! 神戸市より

国や自治体と提携したパソコン回収サービス

国や自治体が認定したパソコン回収サービスもあります(参照:リネットジャパン)。小型家電リサイクル業者に認定されているので安心です。

日本全国に対応していて(一部離島は除く)、すべてのパソコンメーカー・古いパソコン・故障しているパソコン・ブラウン管ディスプレイも対象となっています。

データ消去は自分でも行えますし、できない場合でも1台3,300円で行ってくれますよ。

申し込みフォームから予約・支払いすると佐川急便が自宅まで集荷にきてくれるようになっています。

\国から認定・自治体連携の業者はここだけ/

リネットジャパン 公式サイトはこちら

パソコンメーカーによる回収・リサイクル

メーカーが運営している適切なリサイクル法なので安心してパソコン処分を依頼できます。

PCリサイクルマークが付いているものは無料で行ってくれますが、付いていないものはパソコンの種類によっても異なりますが、3,300~6,600円かかります。

データ消去は自己責任となっているので注意しましょう。

日本全国対応。メーカーに問い合わせしてから、郵便局に自分で持ち込むか集荷してもらうかのどちらかで発送しましょう。

参照:
NEC 買い取り・リサイクル
メーカー窓口一覧 一般社団法人パソコン3R推進協会

家電量販店

家電量販店やパソコンショップではデータ消去も行ってくれて、すべてのパソコンメーカー・古いパソコン・故障したパソコンも対象となっています。リサイクル料金は、1台あたり5,000円ほど。

データ消去はほとんどの店舗が有料となっていますが、ヤマダ電機の場合は無料にて行ってもらえます。もちろん自己責任で消去すること望ましいです。

近くの店舗に持ち込みすることもできますが、お店によっては宅配便で送ることも可能(一部離島は対象外)。送料は1箱2,000円程度となっています。

参照:
ヤマダ電機
エディオン

リユース企業

パソコン廃棄.comのようなリユース企業を利用すれば、適切にパソコンを処分することができます。

こちらのリユース企業の場合、リサイクル料金・データ消去・送料のすべての料金が無料です。

すべてのパソコンメーカー・自作パソコン・古いパソコン・故障パソコンも対象となっています。

JEITAのガイドラインに準拠したソフトウェアでデータ消去を確実に行い、環境省・経済産業省の監査を受けた会社へ適切にリサイクルされるので安心です。

パソコン廃棄.comではブラウン管などが対象外となっていて、リユース企業によって処分できないものもあるので事前に確認しておきましょう。

廃棄物業者

産業廃棄物処理業者もパソコンを処分することができますが、データ消去は自己責任となっている場合がほとんどです。

処分費用は1台あたり1,500円~とパソコンの種類などによっても異なるので、事前に確認しておきましょう。

悪徳業者に依頼して不法投棄されてしまうと、依頼者も罪に問われる可能性があるので注意が必要です。

ホームページなどで、廃棄物処理業の許可を取っているかなど資格や免許・会社概要が明記されているかなど、情報をしっかり開示しているところを選びましょう。

中古品買い取り店

比較的新しくて正常に動作するパソコンであれば、中古買い取り店で買い取ってくれてデータ消去も行ってくれます。

買い取り金額については、店舗によって査定基準や買い取り対象となるものが異なるので、複数の店舗にて見積もりを出してもらうと良いでしょう。

中古品の売買を行うには古物商の許可が必要となります。

ホームページなどで許可番号を確認し、古物商届け出一覧にある番号と一致していれば安心材料になるので確認しておくことをおすすめします。

また、個人情報の保護体制を整備している業者を認定する「Pマーク(プライバシーマーク)」が掲載されているとより安心です。

フリマ・オークション

適切にデータ消去が行えれば、自分でフリマアプリやオークションを利用して売ることができます。

比較的新しいパソコンで正常に動作するパソコンであれば、高く売れる可能性があるのもうれしいポイント。

ただ、出品から発送まですべて自分で行わなければならないという手間がかかることや、落札者とのトラブルが起こることもあります。

出品する際は細かい説明と写真撮影、注意事項の記載などが必要になるなど面倒な一面もあるので注意しましょう。

壊れたパソコンの捨て方・処分方法を間違えると危険!

使わなくなった、壊れたパソコンは、燃えないゴミに出して捨てるのは、法令違反のため禁止です。

また最悪の場合、個人情報が流出する可能性もあるため、正しい知識を持ち、適切に処分しなければなりません。

パソコンはゴミに出すと法令違反

資源有効利用促進法』という法律があるのをご存じでしょうか。

この法律は、これまでの大量生産や大量消費、大量廃棄というシステムから循環型の経済システムへ移行するために制定されたもの。

平成15年から自治体は、デスクトップパソコン・ノートパソコン・液晶一体型パソコン・液晶ディスプレイ・モニターなどを回収できなくなりました。

もし、パソコンを適切に捨てなかった場合は法令違反となり、資源有効利用促進法第25条では「個人の不法投棄に対して5年以下の懲役、もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方」が科せられてしまうんです。

適切な業者を選ばないと不法投棄を直接的または、間接的に行うことにつながるので、このページの安全な捨て方を参考にしてパソコンを処分しましょう。

個人情報流出の可能性がある

社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)では、パソコンを廃棄する際のガイドラインを発表し、データ消去は使用者の責任であるとしています。

ですので、パソコンを捨てる際は、自分でデータ消去を行わなければならないんです。

とはいえ、一般的な知識でデータ消去できるものではありません。

正しい知識を持って適切にデータ消去しないと、復元ソフトを用いることで簡単に読み取られてハードディスク上にある個人情報が流出して再利用される恐れがあります。

また、データ消去しないでパソコンを譲渡することは、「ソフトウェアライセンス使用許諾契約」に抵触する場合があるので注意しましょう。

適切にデータを消去するには、専用ソフトを購入して自分で行うか、専門業者に削除依頼するのがベストです。

参照:パソコンの廃棄・譲渡時におけるハードディスク上のデータ消去に関する留意事項

安全にパソコンを捨てる・処分するときの必ずやるべきこと

パソコンを安全に捨てる・処分するときは、データ移行やデータ消去を行い、買い取りや売る場合は付属品を揃えておくなど準備が必要です。

ここからは、パソコン処分前の事前準備についてくわしく説明していきます。

データ移行・バックアップ

まずはパソコンのデータを移行しましょう。

HDDやSSDといった外付けの記憶媒体にデータを移行し、その後新しいパソコンにデータ移行する方法がまずひとつ。ただしアプリの移行はできません。

次に、Windowsやappleの純正ツールを使う方法。Windowsとappleでは移行できるデータの種類が異なるので事前に確認しておきましょう。

ほかには、音楽や写真や動画をDVDに焼いたりiPhoneに移したり、クラウドサービスを利用するなどしてデータ移行する方法もあります。

引越しソフトならソフトウェアも丸ごと移行できるのでおすすめですよ。

データ消去

データ消去についてですが、パソコンを初期化すればデータ消去をできると考えている方も少なくありませんが、一見消えているようで消えておらず、復元ソフトを使えば簡単にデータを復元することは可能なんです。

パソコンを処分するときは、ハードディスクなどのデータを復元できないように以下の方法で処分する必要があります。

データ消去プログラム…各メーカーが提供しているデータ消去プログラムを利用してパソコンのデータ消去を行う。心配な場合はほかの方法で行う。

パソコンショップなど専門店に依頼…店舗によって消去方法はさまざま。目の前で破壊してくれるところもある。有料。

自分でハードディスクやSSDを破壊…自分でハードディスクやSSDを取り出して物理的に破壊する方法。ケガをする恐れがある。

売る場合は掃除し、付属品を揃える

買い取り業者やフリマアプリ、オークションなどで売る場合は、きれいな状態の方が高く売れる可能性があるので、念入りに掃除をしておきましょう。

付属品も揃っていると高値で買い取ってもらえる可能性があるので、マウスや充電器などの付属品を確認しておいてくださいね。

もし、付属品がない場合は業者へ事前に伝えたり、フリマやオークションなどでは、説明欄に明記するようにしましょう。

パソコンの捨て方・処分時によくある質問

不要(壊れた)になったパソコンを捨てる際にはいくつか気になる点がありますね。

起動しないパソコンの処分はどうしたらいい?

古いパソコンや壊れて電源が入らず起動しないパソコンの場合、データ消去等ができずに処分に困りますよね。

起動しないパソコンの処分は、国が認定し自治体と連携しているパソコンの無料回収業者を利用してください。

環境省が認定するリネットジャパンでは、起動しないパソコンのデータ処分を1台3,300円で対応されています。

無料回収は危険じゃないの?

「無料回収」と聞くと怪しい、、危険そう…と思いがちですが、パソコンの無料回収業者には2パターンあります。ひとつは国や行政と連携した業者、もうひとつは無認可の無料回収を謳う業者。

当然ながら依頼する場合は国や行政と連携したパソコンの無料回収業者を選びましょう。

無認可の場合は、データを抜き取られたり、不法投棄などの悪質なトラブルに巻き込まれる危険性があります。

参照:環境省_廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!

まとめ

パソコンを家庭ごみとして処分するのは法令違反になることが分かりました。

もし、パソコンを盗まれて個人情報を抜き取られ、何かの犯罪に悪用されるかもしれないのも怖いところです。

パソコンの捨て方としては、データ消去を確実に行って、適切に処分してくれる業者に依頼したり売ったりすることで処分できます。

パソコンの安全な捨て方を8つご紹介しましたが、できるだけ簡単でお得に処分できる方法を選びましょう。

業者に依頼する際は、信用できる業者であるか免許や資格、会社概要などをしっかりチェックしてくださいね。

-リフォーム