ガスコンロの交換はどこに頼む?
ガスコンロ交換の費用相場が知りたい
ガスコンロは交換は自分でできる?
ガスコンロの火がつきにくい(つかない)、使い始めて10年以上経つといった理由からガスコンロの交換を検討し始めたのではないでしょうか。
ガスコンロの交換は自分でできるケースもありますが、ガス栓やガス管などを触り危険なことから業者に依頼することが多いです。
今回は、ガスコンロの交換はどこに頼むかをはじめ、設置工事業者の選び方やおすすめ業者、費用相場などを紹介します。
また、ガスコンロの交換を自分でやるかの判断の仕方や自分で交換する方法もまとめたので、ご参考くださいね!
ガスコンロの交換はどこに頼む?各工事業者のメリット・デメリット
ガスコンロの交換を行ってくれる業者は以下の通り。
- ガス会社
- プロパンガス
- 家電量販店やホームセンター
- メーカー
- リフォーム業者・工務店
- ネット業者
それぞれの特徴やデメリットなどの注意点を交えながらご紹介します。
ガス会社
東京ガスや大阪ガスなどガスの専門家であるガス会社なら安心感がありますよね。ガス機器の交換や取り付けなどの工事、点検などガス全般のことを行ってくれます。
ただ、費用が割高で、ネット業者と比較すると10万円以上差が開くことも。初期費用を抑えられるリース契約も、トータルではさらに高額になる点を覚えてえおきましょう。
プロパンガス会社
都市ガスが供給されていない地域では、地元のプロパンガス会社や大手のプロパンガス会社がガスを供給しています。
世帯によってガス料金が異なったり、ガス機器をリース契約していたりと同じ会社でも費用が異なります。
リース・レンタル料金制なのか、ガス機器を含めたガス料金契約の場合もあるなど会社によっても全く異なるので、事前のリサーチが重要です。
家電量販店やホームセンター
ヤマダ電機やケーズデンキなどの家電量販店やホームセンターでは、ガスコンロの展示・販売をしていて、交換のための相談窓口が設置されているところもあります。
交換する際の工事は外注となるため、提携のガス会社が現地調査や見積もりを行います。
契約するまでに時間がかかるため、熟考することができるほか、ガス会社に比べて安く交換を行うことができますよ。
メーカー
ガスコンロの主要メーカーであるリンナイやノーリツ、パロマなどのメーカーにも交換依頼が可能。メーカーも機種も決まっているなど、こだわりたい方におすすめです。
メーカーなのでガスコンロの知識が豊富。必ず希望のガスコンロを手に入れることができます。
ただ、割引きがほぼないこと、工事は外注なので費用が割高になってしまいます。
リフォーム業者・工務店
ガスコンロの交換を単体で行っているリフォーム業者や工務店は多くなく、キッチンを丸ごと交換するといった大掛かりな工事を得意としています。
ガスコンロの交換は、専門業者へ外注となることがあるため費用は割高になってしまいがち。
ですが、システムキッチンへ丸ごと交換するなど大きくリフォームするなどの予定であれば、一括で依頼できるというメリットがあります。
ネット業者
特別な長期保証が不要で、一般的な本体のメーカー保証と施工保証で十分という場合は費用を安く抑えることができます。
自分でガスコンロを用意し、交換工事をしてもらえるところを探しましょう。
費用が安く、特殊な工事をやってもらえるかなど相談もしやすいというメリットもありますが、自分ですべて手続きしなければならないのと、悪徳業者もいるというデメリットもあります。
ガスコンロの交換業者の選び方
ガスコンロを交換してくれる業者の中には、残念ながら悪徳業者も存在しています。ガスコンロの交換は高額なので、後悔しないためにも業者選びは重要です。
ここからは、ガスコンロの交換業者の選び方のポイントを4つご紹介します。
見積もりが分かりやすいか
見積もり書を見て、素人でも分かりやすいか、費用は適正価格か、『一式』ではなく詳細が記載されているかを確認しましょう。
ガスコンロについては、希望小売価格に割引率や販売価格が記載されているか。
ほかにも、工事費や出張費が別できちんと記載されているかや、廃棄処分や消費税、諸費用などが細かく分かりやすく記載されているかを確認しましょう。
あとは、見積もりの際に、当日など後になって追加料金が発生することはないかどうかも確認しておきましょう。
契約を急かしてこないか
悪徳業者に多いのが、契約を急かしてくるケース。
一般的な割引きよりも大きく割り引くことでお得感を演出しようとしたり、今契約してくれたら割引きしますなどと言ってくるケースが多々あります。
悪徳業者の場合は、あらかじめ設定している値段に上乗せした料金を説明し、大きく割り引くことでお得感を出しているだけのことが多いので注意が必要です。
ガスコンロ本体も交換費用も安いものではなく長く使い続けるものなので、こうして契約を急かして考える余地を与えようとしない業者には注意しましょう。
保証、アフターフォローはあるか
ガスコンロ本体にはメーカー保証が、それ以外では、工事店が商品や工事の施工保証を用意しているところがあります。
長期保証などが付いている場合、ちゃんと保証してくれそうだと考えてしまいますが、1番は保証している会社が長く存続できる会社であるかを確認することが重要です。
アルターフォローが充実していても、いざ不具合が起きたときに保証してくれる会社がなくなっていたら、自分ですべて解決しなければならないので注意が必要です。
施工実績や口コミをチェック
交換業者を選ぶ際は、ネットで施工実績や口コミを確認してみましょう。
業者のホームページに記載されている口コミは業者がどうにかできるものも多いので信頼度は低めですが、お客様アンケートやお客様の写真が多数掲載されている場合は信用できるといって良いでしょう。
口コミが少ない業者の場合は、ホームページを見て十分に施工実績があるかを確認してみてください。
口コミは、ある一定期間に集中して良い口コミが書かれている場合は、サクラである可能性があるので注意しましょう。
ガスコンロの交換業者おすすめ4選!
東京ガス
東京ガスは、個人宅向けにガス機器交換サービスを提供しています。ガスコンロ本体が最大65%OFFのリーズナブルさを実現し、現場調査なしの最短当日見積もりOK!
ガス会社ならではの専門スタッフによるていねいかつ高品質な工事を行うため、安心して満足度の高いガスコンロ交換が可能です。取扱メーカーは国内大手のパロマ・リンナイ・ノーリツをご用意。
また、ガスコンロの交換以外に修理にも対応しており、交換か修理で迷った場合も相談できます。関東にお住まいの方は東京ガスがおすすめ!
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交換できるくん
ガスコンロや食洗機、レンジフード、洗面台や給湯器など住宅設備の取り付け・交換を行っている交換できるくん。
ガスコンロは、商品と交換工事込みの価格で記載されているので、価格の比較がしやすいのが特徴。ビルトインガスコンロが驚きの価格で購入、交換ができ、安心の無料10年保証付き!
価格以外にも、こだわり条件や人気ランキング、機能の比較などから選べるので、選び方がよく分からなくても大丈夫。
顔写真付きの信頼度が高い口コミもホームページに掲載されているので、ぜひ参考にしてみてください。対応エリアも7大都市圏と幅広く対応しています。
カインズ・リフォーム
ホームセンターでおなじみのカインズが提供する、カインズリフォームというサービス。
ビルトインガスコンロの交換も行っていて、各メーカーのガスコンロを取り扱っています。カインズ価格78,900円~交換が可能。
お手入れやお掃除がラクになるビルトインコンロ、料理の幅が広がるグリル機能付き、ムラのない加熱調整できるものなど、うれしい機能性を兼ね揃えたビルトインコンロが揃っています。
見積もりは無料。来店時、電話、フリーダイヤルから相談することができますよ。
ハッピーコンロ
最大64%OFFでガスコンロの交換工事ができるハッピーコンロ。ノーリツやリンナイ、パロマの有名メーカーを多く取り扱っています。
ガスコンロは4万円台から購入でき、交換工事価格は標準23,100円(税込)、見積もりは無料です。製品保証も工事保証も無料で10年付いてくる安心保証。
対応エリアは順次拡大中ですが、四国以外のほとんどの地域でサービスを提供していますよ。
ホームページでは、写真付きで施工写真と口コミが掲載されているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ガスコンロを交換する際の費用相場(3万円~20万円が目安)
ビルトインコンロの場合、1番安いものでは3万円ほどで買うことができますが、機能が充実しているものは15万円ほどが相場です。
据え置き型のガスコンロが1~4万円ほどが費用相場に対し、ビルトインガスコンロは高額になります。
さらに、ビルトインガスコンロを交換するには業者に依頼する必要があります。
工事費用がプラスでかかってくるので、本体と工事費用を合わせると5~20万円前後が交換費用の相場です。
オーブンとコンロが一体型になっているガスコンロや、オーブンを撤去したあとに収納スペースに作り変える場合など、工事内容によって費用は変わるので目安として基本的な費用を覚えておきましょう。
ガスコンロの交換費用を安くするには?
ガスコンロの交換費用を抑えるには、いかにガスコンロを安く購入できるかが重要です。
できれば、本体と工事費用がセットになって安いところを探す、家電量販店やホームセンター、ネットショッピングなどで本体が安くなっているときに入手するのがおすすめです。
メリット | デメリット | |
家電量販店など | 実物を確認できる 安く買える 工事費込みの場合は手続きが1度で済む | 時期や機種の条件がある 交換業者を選べない |
ネットショップ | 店舗に行かなくても良い 安く買える | 実物を確認できない 自宅で使えるのか判断がむずかしい |
本体+工事費が安いところ | 手続きが1度で済む | ネットショップだと実物を確認できない 交換業者を選べない |
ガスコンロの交換は自分でできる?
ガスコンロの交換を業者に依頼するとそれなりに費用がかかるため、自分で交換できないか検討する方も多いのではないでしょうか。
ガスコンロの交換を業者に依頼するか、自分でやるかは、ガスコンロの種類により異なります。
- 据え置き型のガスコンロの場合 ⇒ 自分でも交換できる
- ビルトイン型のガスコンロの場合 ⇒ 業者に依頼する
据え置き型のガスコンロの場合は、本体の交換とガス栓とホースをつなぐだけのため、自分でも交換ができます。ただし、心配な方は業者に依頼するのが安全です。参照:ガスこんろの事故に注意
くわしくは「据え置き型ガスコンロの交換を自分でやる方法」にまとめていますので、参考にしてくださいね。
ビルトイン型のガスコンロの交換は業者に依頼すること!
ビルトイン型のガスコンロは、交換・設置が複雑なことやガス管を取り扱う作業になるため、ガス工事の資格を持った有資格者であることが必要です。
そのため、ビルトインガスコンロを交換したい場合には、自分でやらずに必ず専門業者に依頼してください。
また、ビルトインガスコンロの交換にかかる時間・工期は、キッチンの状態・状況によりますが、半日程度が一般的で1日あれば終わることがほとんどです。
ただし、交換工事中はキッチンが使えないため、できるだけ早く終わらせたい場合は、交換工事がスムーズに進むようにキッチン周りを片付けておきましょう。
ガスコンロの交換を検討したら、まずは次のチェック項目を確認しておいてくださいね!
据え置き型のガスコンロ交換を自分でやる方法
据え置きタイプのガスコンロを交換する場合は、まずガスの元栓を閉めるようにしましょう。
ガスの元栓を閉めずに交換などを行うとガス漏れを起こすことがあるので、必ず閉めて作業にあたりましょう。
元栓からガスコンロ本体をつなぐガスホースの長さにも注意しましょう。
短すぎるとホースがすぐに抜けてしまい、長すぎると曲げて設置することになるため、ホースに負担がかかって劣化を早めてしまう可能性があるので、適切な長さのホースを用意してください。
最後に、元栓とガスホース、ガスホースとガスコンロの本体がしっかり接続されているかを確認しましょう。
ガス漏れが起きているかを確認するためには、石けん水を用意してホースにかけます。
シャボン玉のように膨らんだらガス漏れを起こしているというサインなので、ただちにガスの元栓を閉め、正しく接続したりガスホースの交換を行いましょう。
ガスコンロを交換する前にチェックしたい項目
ガスコンロの劣化を放置すると、ガス漏れなどの重大事故に発展する恐れがあるので、古くなったり不具合が起きたりしたらすぐに交換することをおすすめします。
ガスコンロにはさまざまな種類やサイズ、メーカーなどがあるため、きちんと選ばないと買い物がムダになってしまいます。
ここからは、ガスコンロを交換する前にチェックしておきたいポイントをご紹介します。
- ガスコンロの種類
- ガスコンロのサイズ
- ガスの種類
- ガスコンロのメーカー
- ガスオーブンの有無
ガスコンロの種類
ガスコンロは、据え置き型(ガステーブル)とビルトインタイプの2種類があります。それぞれの特徴を知り、交換の際に役立てましょう。
据え置き型(ガステーブル)
据え置き型のガスコンロは、ガス台の上に設置して、ガスの元栓とホースをつないで使用するタイプ。
家電量販店やホームセンターなどでも購入可能で、重さも6~7kg程度なので自分で持ち帰って設置することができます。
ビルトインタイプ
ビルトインタイプは、システムキッチンに内蔵して設置するガスコンロのことで、天板と調理台がフラットになるためスッキリとした見た目が特徴です。
ガスコンロとガス台との間にすき間がないので、調味料や油跳ね、野菜くずなどが落ちず、掃除がしやすいというメリットがあります。
コンロ数は、2口と3口があり、機能性にも優れています。
各メーカーによって搭載されている機能はさまざまですが、自動で温度や火力を調節してくれる機能などが付いています。
ガスコンロのサイズ
据え置きタイプのガスコンロは、標準幅で59cm、コンパクトタイプの幅で56cmの2種類があるため、交換前に幅のサイズをあらかじめ測っておく必要があります。
ビルトインタイプは、どのメーカーも60cm幅で製造されているので幅を考慮する必要はありませんが、天板のサイズが60cmと70cmと2種類あります。
60cm | 75cm | |
コンロ内のスペース | 狭い | 広い |
調理スペース | 広い | 狭い |
価格は75cmの方がやや高額になります。
多くのビルトインガスコンロは、左右どちらのコンロの火力を強くするか選べるので、壁側とは反対のコンロを強火力にして、火災や壁の傷みを防ぎましょう。
ガスの種類
ガスは、都市ガスとプロパンガスの2種類に分かれます。
ガスコンロには、適切なガスが決まっているので、都市ガス用なら都市ガスを選択してください。
異なるガスを使ってしまうと、不完全燃焼を起こしてしまったり火災になったり危険なので、ガスの種類は絶対に間違えないようにしましょう。
とはいえ、引越しでガスの種類が異なる場合もありますよね。そういった場合は、メーカーにガスの種類に合うように直してくれるか問い合わせてみましょう。
ガスコンロのメーカー
ガスコンロのメーカーは、リンナイやパロマ、ノーリツなどが主流です。
もし、今お使いのガスコンロがリンナイだとしてパロマのガスコンロに交換したい場合は、ガスオーブンの有無が重要になってきます。
ガスオーブンを使用している場合、同じメーカーでないとガス管の形が違うので、接続することができないんです。
ガスオーブンを使っていなくても、メーカーによっては交換できない場合もあるので、購入前にしっかり確認しておくことが大切です。
ガスオーブンの有無
前述のように、ガスオーブンを使用している場合は、ほかのメーカーに乗り換えることができない可能性があります。
同じメーカーであればガス管の形が同じなので問題なく交換が可能ですが、ほかのメーカーのビルトインガスコンロだと上手く接続できなくてガス漏れを起こしてしまう恐れがあります
ただし、ガスオーブンがなくて収納になっている、ガスオーブンはあるけれど収納スペースにするという場合は交換が可能です。
ガスコンロの寿命と交換時期の目安
ガスコンロのメーカーによって多少異なりますが、ビルトインガスコンロを安全に使用できる期間の目安として10年を寿命としています。
据え置きタイプは6~7年とされているので、ビルトインガスコンロの方が寿命が長いということが分かります。
修理に必要な部品を製造したりストックを保有したりするのも、10年で打ち切りにするメーカーもあるので、10年を超えたガスコンロは修理を断られるケースも。
不具合が起きた場合はすぐに修理を依頼するか、10年を超えている場合は修理ではなく交換するのがおすすめです。
(関連記事:ガスコンロの火がつかない原因と対処法!よくあるトラブルはこれ)
まとめ
ガスコンロを交換する際は、まずガスコンロの種類やサイズ、ガスの種類などを確認しましょう。
ガスコンロの交換は、据え置きタイプだと自分で交換することができますが、ビルトインタイプだと資格が必要になるため自分で交換することはできません。
業者へ依頼する際のポイントは、見積もり書が明瞭であるかや契約を急かさないか、アフターフォローの充実度や実績・口コミをチェックして2~3社に絞って比較しましょう。
まだ使えそうという場合、修理を依頼することになるかと思いますが、10年を超えているとメーカーで部品をストックしていないことがあるため、修理ではなく交換がおすすめですよ!