エアコンからアンモニア臭がする場合、今すぐ改善したいですよね!
ここでは、エアコンからアンモニア臭がしたときの対処法をご紹介しているので、まずは実践してみてください。
そもそも、エアコンからアンモニア臭のような強烈な悪臭がするのはなぜなのでしょうか。
今回は、エアコンのアンモニア臭の原因とニオイを放置することでどんな影響があるか、ニオイを防ぐために気を付けたら良いことをご紹介します。
エアコンはカビが発生しやすく悪臭も発しやすいので、こまめなお手入れで清潔に使っていきましょう。
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エアコンからアンモニア臭がするときの対処法
エアコンからアンモニア臭のような悪臭がする場合、今すぐ何とかしたいですよね!以下の方法をまずは試してみましょう。
換気しながらエアコンを運転してニオイを逃がす
エアコン内部に付いたニオイが原因の場合、エアコンを稼働させると吹き出し口から悪臭がすることがあります。
特に、しばらくエアコンを付けていなかった場合や、梅雨時期に運転する場合に、アンモニア臭などのニオイが発生しやすくなります。
まずは、換気が有効なので、エアコンを付けたら窓を開け、10分ほど換気しながら運転してみましょう。
内部に付着したニオイが吹き出し口から吐き出されるので、換気をしながら運転することで徐々にニオイが和らいでくるはずです。
夏なら最低温度にして運転すると効果的
夏場なら、エアコンの温度を最低温度の16℃に設定して、換気しながら1時間ほど運転するのが効果的です。
冷房運転を行うと、エアコン内部のフィンと呼ばれる熱交換器に結露が発生します。気温差が大きいほど結露水が多く発生する仕組みです。
この結露水が、ニオイの原因となっている汚れを落としてくれるので、アンモニア臭などの悪臭が軽減するんですね!
換気しながら1時間ほど運転したあとは、3~4時間ほど送風運転を行ってエアコン内部をしっかり乾燥させましょう。
乾燥が不十分だと、残った結露と汚れによってカビが発生し、カビ臭の原因になるので注意しましょう。
暖房の場合
暖房運転でもエアコンのニオイがなくなった!とSNSで見かけることがありますが、その理由は温度にあります。
30℃の暖房で1時間換気を行いながら運転するというものなのですが、カビが活発に活動する温度は25~28℃と言われています。そのため、28℃以上に設定した温度で運転を行うと、カビが死滅してニオイが軽減するというもの。
ですが、カビの死骸が消えるわけではないので、一時しのぎの対処法でしかありません。カビの死骸もアレルギーの原因になるので、内部をクリーニングしてもらうようにしましょう。
エアコンからアンモニア臭がしてもやってはいけない対処法
エアコンからアンモニア臭のような悪臭がすると、消臭効果があるようなものを吹きかけたくなりますよね。
例えば、消臭剤やアルコール、重曹水もそうですが、エアコンにこのような水分をかけるのはやめましょう。
エアコンの電装部に水分がかかってしまうと、エアコンが故障する原因になるだけでなく、最悪の場合、火災の原因になることもあるので注意が必要です。
賃貸の場合は大家さん管理会社に相談しよう!
ちなみに、賃貸の場合、備え付けエアコンなら大家さんや管理会社が所有者となっています。エアコンから悪臭がするなどの不具合が生じた場合は、大家さんや管理会社へ連絡をしましょう。
エアコンクリーニングが必要な場合は、所有者である大家さんや管理会社が費用を負担してくれる場合があります。
勝手にクリーニングを行って万が一故障してしまうと、エアコンの修理費用などを負担しなければならなくなる可能性があるので注意してくださいね。
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エアコンからアンモニア臭がする原因とは?
なぜ、エアコンからアンモニア臭のような悪臭がしてしまうのでしょうか。ここからは、その原因について説明します。
エアコン内のカビと生活臭が原因
エアコンは、部屋の中の空気を取り込み、冷やしたり暖めたり調整した空気を部屋に排出しています。
そのため、ホコリなども一緒に吸い込みますし、結露水が発生した場合はエアコン内部の湿度が上がってしまい、温度と湿度とホコリなどの養分が揃ってカビが生えてニオイが発生していまいます。
また、生活臭も原因になります。生活臭は以下の通り。
- 体臭や口臭
- タバコ
- ペット
- 食べ物
- 排水口
- トイレ
- 下駄箱
普段は気にならないようなわずかなニオイでも、毎日エアコンが部屋の空気を取り込むことで徐々に蓄積して汚れてしまいます。
久しぶりにエアコンを付けたときや、梅雨などの湿気が多いときに強いニオイを発してしまうんですね。
ドレンホースからニオイが上がってきている可能性も
生活臭に心当たりがないのにアンモニア臭のような強烈な悪臭がする場合は、ドレンホースからニオイが上がってきている可能性があります。
ドレンホースとは、エアコン内部で発生した結露水を屋外へ流すためのホースです。
ドレンホースの先にニオイの原因となるものがある場合は、部屋にまでニオイが上がってくることがあるようです。
室外機の排水環境が以下のような場合、においが発生することがあります。
- ドレンホースの排出先に排水溝がある
- 排水を受けているバケツの水が古くなっている
- 排水のしくみが集合排水になっている
生活臭やカビ臭など、部屋の中に原因を見つけられないときは、ドレンホースの先に原因がないか確認してみましょう。
エアコンのアンモニア臭は放置するとどうなる?
エアコンからアンモニア臭がする場合、ニオイだけでなく健康リスクや故障リスクも伴う可能性がああります。
健康リスク
エアコンは、構造上どうしてもホコリなどの汚れや生活臭などのニオイを取り込むため、これらを避けることはできません。
エアコンがどうも臭うというときは、すでにエアコン内部にカビが発生したり汚れている状況です。このような状態でエアコンを運転し続けるということは、カビを体内に取り込むということ。
カビはアレルギーの原因になるので、気管支や肺など呼吸器系疾患にかかりやすくなる可能性があります。特に、アレルギー持ちの方、小さなお子さんや高齢者がいるご家庭は注意が必要です。
故障リスク
エアコン内部は、いくつかの部品が組み合わさっているのですが、汚れやカビが溜まってしまうと、上手く機能しなくなり故障してしまう可能性があります。
例えば、ファンと呼ばれる筒状の回転する部品にカビや汚れが溜まると、回転機能が弱まるためエアコンの効きが悪くなってしまいます。自分で完璧に掃除することもむずかしい場所なので、使い続けると故障リスクが高まってしまうんです。
また、無理に使い続けた場合、ホコリなどの詰まった汚れが原因で火災が起こることもあるので、もし焦げ臭いニオイがした場合はすぐに運転を中止しましょう。
エアコンのアンモニア臭を防ぐ方法
エアコンのアンモニア臭を防ぐための方法を5つご紹介します。
家の中を清潔に保つ
エアコンのアンモニア臭の原因は、生活臭やカビ臭でした。生活臭やカビ臭や、家の中を清潔に保つことで防ぐことができます。
こまめに換気と掃除を行い、タバコを吸う場合は換気扇の下で吸う、ペットを清潔にする、排水口は常に清潔にし、生ゴミをを溜めないなど、生活するうえで発生するニオイを除去していきましょう。
自分でできる掃除はやる
エアコン掃除を行う際、自分でできる箇所は限られていますが、本体周りとフィルター、吹き出し口(ルーター)は自分で掃除を行うことができます。
本体周りはこまめにホコリ掃除を行い、フィルターは週に1度ホコリを掃除機で吸い取りましょう。汚れていたら中性洗剤と歯ブラシで水洗いします。
吹き出し口のルーバーは取り外すことができるので、中性洗剤とスポンジで洗いましょう。取り外せない場合は無理に外さないで拭き掃除を行ってください。
フィルターとともに水気をよく拭き取り、風通しの良い日陰で完全に乾かしてから元にもどしましょう。
内部はエアコンクリーニングを依頼する
エアコン内部の汚れやカビは、自分で掃除するとニオイや故障の原因になるので、プロのエアコンクリーニングに依頼するのがおすすめです。
フィンと呼ばれる熱交換器やファン、ドレンパンに溜まった汚れやカビを専用機器や洗剤で一掃してくれます。
清掃方法は2通りあって、通常の清掃と完全分解清掃があります。完全分解洗浄の方が、細かく部品を分解して隅々まで洗浄するためきれいにすることができますが、故障リスクが上がるので経験豊富な業者に依頼するようにしましょう。
実際におそうじ本舗で完全分解洗浄のエアコンクリーニングを依頼したので、参考までに変貌ぶりをご覧ください。ニオイゼロになりました!
ドレンホース周りのニオイの原因を排除する
エアコンクリーニングを行ってもアンモニア臭が消えない場合は、ドレンホース周りのニオイの原因を排除しましょう。
エアコンクリーニングを行ったあとに正常に動くか試運転すると思うので、その際にニオイがするか確認してもらい、ニオイがする場合はプロと一緒に探してもらうと良いですね!
ドレンホースの先にニオイの原因があった場合は、原因となるものを排除する、ドレンホースを短く切る、ドレンホースを移動するというような方法があります。
マンションなどの集合住宅にお住まいの場合は、管理会社へ排水の仕組みが集合排水かを確認し、ニオイがする旨を相談してみましょう。
エアコン内部を定期的に乾燥させる
エアコンの内部を定期的に乾燥させるのもニオイ予防に効果的です。エアコンを使わない時期も送風運転を行って、内部の湿気を逃し、カビを予防しましょう。
エアコンを使わない時期は、ホコリが溜まらないようにエアコンカバーを取り付けておくのもおすすめですよ!
まとめ
エアコンからアンモニア臭がする原因は、エアコン内部のカビや生活臭でした。
エアコンのカビは、自分でできる範囲は掃除し、内部はプロのエアコンクリーニングに依頼するのがおすすめです。
生活臭は、こまめな換気と掃除を行い、家の中を清潔に保つようにすれば軽減させることができます。カビや生活臭が原因でない場合は、ドレンホースの先に原因がないかを確認してくださいね!
ニオイがしている状態で使い続けると、健康リスクや故障リスクが高まるので、エアコンクリーニングを依頼するなどできるだけ早く対策し、清潔な状態でエアコンを使うようにしましょう!